カコランダム編完結です。
稲葉んもユイも伊織も、そして青木も太一も、いろいろあったけど、みんないいやつダナ。

**********ここからかなり長い駄文が続きます。(´;ω;`)

お父さんが何度も変わる「複雑な家庭環境」で育ってきた伊織。その中で2番目の父親が絵に描いたようなDVおやじで、お母さんを守りたい一心でその父親が望むことを行い、機嫌をとり、母親への暴力を止めるべく自分を作ってきた。
でも、そうすることが本当に正しかったのか、お母さんにとってそれが本当に良かったのか、ずっと伊織自身が自分のやってきたことに自信を持てずにいた。いや、むしろ後悔に近い感情すら抱いていた。

強制的な時間退行によって、様々な時代にもう一度戻ることでその時の記憶や感情が蘇り、今の伊織が自分なりにけりをつけていた(と思っていた)ことへの懐疑を抱くようになる。

稲葉は今回の時間退行の現象について、「なぜ太一だけ起きないのか」「ふうせんかずらはなぜ説明に来ないのか」その2点について知っていることを太一に追求。実は自分の妹に憑依して自宅にふうせんかずらではない別の何かが現れたこと、そしてこの件は誰にも言ってはいけないと固く口止めされていたこと、それらを洗いざらい皆に話す。

すぐさま伊織に憑依する形で「2番目」と呼んでいる別のふうせんかずらが現れ、初めて太一に時間退行が発生する。
これまでは12時~17時という時間限定、太一は起こらない、というルールで発生していた現象だが、この時点からそのルールが無視され、いつ起こっていつ戻るのか、5人の内誰がなるのかが全く読めなくなった。

そんな中、母親と電話をしていた伊織の様子に異変が。何か家庭環境での問題を抱えているようだが、あくまで一人でなんとかしようとする。しかし、そんなタイミングでも容赦なく伊織に時間退行が起こる。最近、2番目の暴力を振るう父親が家に住み着いているらしく、母親にまた暴力を振るうのではないかという不安。でもそんな家庭内の問題は自分でなんとかしなくてはという思考。時間退行によって蘇った過去の自分の行いに対する懐疑。いろんなことが伊織を追い詰める。

そして、文研部のみんながそんな取り乱す伊織を見て、自分たちを頼っていいんだよと差し伸べる。

伊織はおそらく初めて自分の中にある問題を人に相談していいんだということを知る。事情を聴いた文研部一同はみんなで伊織の家へ急ぐのだが、途中で青木が幼児に退行。青木の面倒を見ると唯もその場に残る。伊織と稲葉と太一とで伊織宅に到着してドアをノックした矢先に、今度は伊織が赤ん坊に退行する。慌ててその場を後にする稲葉と太一。歩道橋まで退避したところで元に戻った伊織なのだが、そこへふうせんかずらが現れる。

現時点を持って、時間退行は終了にすると告げるふうせんかずら。そして、2番目と呼ぶもう一人のふうせんかずらとの関係なども吐露し、最後にいろいろ迷惑かけたので、ひとついいことをしたいと言い出す。

まさに、母の危機を前にテンパっている伊織に対して、子供の頃からやり直したいですか?と問う。そんなことが出来るわけないと否定する伊織だが、「もしも本当に出来るのなら」と揺らぐ気持ちも確実に同居する。そんな揺れ動く伊織の気持ちを固定するがごとく、稲葉と太一が伊織の両の手をつなぐ。2人とも今の伊織が好き、これまでの行動を否定することは今の伊織をも否定することになると確たる意思のもとに伊織に言った。その気持ちが伝わった伊織は、ふうせんかずらの申し出を断り、急いで家に向かった。

伊織の母親と、合流した青木と唯、そして稲葉と太一と伊織。DVの父親の外出した隙に伊織宅に集合した。
そこでみんなが一緒に居てくれる後押しを受け、伊織は母親に尋ねてみた。

「お母さんは暴力を振るうあの人のことが好きなのか?」

母はあっさりと否定した。あまりに予想外の答えにたじろぐ伊織。むしろ母は伊織のためを思ってその男を家に置いてるのだと言った。
そんな母娘のやり取りを見ていた稲葉はあまりにも根本的すぎる意思確認をなんで今この場でやってんだとあっけにとられてしまう。
ここで初めて母と娘の内心部分の疎通が図れたその後は速かった。帰ってきてドアを喚きながら叩くDV男を、母は狂犬のごとく吠え、土下座までさせた上で追放したのだった。

伊織の中の心のつかえが取れ、時間退行も終わり、万事が丸く収まった・・・かのように見えたが、伊織の心中には別の感情が芽生え始めていた。

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ぎゃー、あらすじを書こうと思ったら無駄に長い状況説明になってしまった!(;ω;)

というわけで、ココロコネクトテレビ放送版が終了しました。
自分的に全然ノーマークだった作品なので、視聴スタートが遅れましたが、見始めてみるとズッポリはまってしまいました。

男2女3という男女比と、文研部という小さなコミュニティ内での出来事であること、そして、人間の本音と建て前というある意味、人が人であるために必要なATフィールドを強制的に奪われてしまう状況。もちろんファンタジーな部分もおおうにしてありつつも、多感な高校生に人間の本質を直視させる数々の展開は、個人的には非常に楽しめました。

ただ、最終話の終わりに思いっきり続く展開をチラ見せするのは、ちょっとどうなのよ!?
なんかイベントであと3話「ミチランダム」を放映するらしいじゃないですか・・・ェ

まぁ、それはさておきカコランダム最終話ですが、伊織ちゃんの独壇場でしたね。
てっきり伊織ちゃんのお母さんがアレな人で、ダメな亭主に自ら惚れるタイプかつ、男にわりと溺れるダメなお母さんなのかなと思っていたのですが、全然違いました。むしろ娘のコトを第一に考えるいいお母さんだったことにビックリした。

ただ、母娘でもう少し腹割った話をもっと前に出来なかったのかっていう、ある種の親子間コミュニケーションエラーは否めないですね。伊織ちゃんはメチャクチャいい子だと思うんやけど、いい子過ぎてもこういうことが起こっちゃうんですね。
適度に抗って、本音をぶつけ合うことでわかる側面もあるということですね。

しかし、最後のかあちゃんのアレ、豹変しすぎやろ!!w
これまで吠えてたおっさんが一瞬でひれ伏すってどんだけ威圧力あるのよww