魔族と人間との長きにわたる戦争。続く膠着状態に業を煮やした勇者は決着をつけるべく単独で魔王城へと乗り込む。
そこで勇者は魔王と名乗る巨乳の美女と出会い、いきなりその巨乳の魔王から告られる。


終始緩い雰囲気を醸し出す巨乳の魔王の振るまいに戦意をそがれ、今の戦争について色々な話を魔王からされ、自分が実は狭い視野で物事を見ていたことを気付かされる。
世界のことを自分よりも大局で捉え、純粋かつ真摯に考えている魔王から、改めて共に歩もうと誘われ、勇者は魔王と進むことを決意する。

勇者が魔王を倒しに行くファンタジーRPGの王道ストーリーアニメと見せかけて、魔王と勇者が結託して世界を変えるという話。
単純に王道ファンタジーRPGを捻っただけじゃなくて、今の世界の大人の事情論を割とリアルに盛り込んだシニカルな内容なんだと感じた。
そんなドロドロした大人の事情を扱いながらも、ラブコメ要素でコーティングして、ギャグ要素もまぶして柔らかい感じにしてて、普通に面白かった。

小清水亜美演じる魔王と福山潤演じる勇者ということで、こりゃまさに狼と香辛料コンビですね。なんかほのかに感じる政治的な内容も似てるのかも。福山潤といえばイクシオンサーガDTにも出てますが、世界観的には同じようなファンタジーRPGものながらも、あっちは完全なギャグものでしかもオネエ役、こっちは割とまじめを装ってるその対比が結構おもろい。

ま、それはさておき、切り口は最近よくあるアイデア設定ものだけど、なんかいい感じのバランスで先が読めないし、適度にゆるくて、でも完全なコメディものにしていないのがいい気がした。

置いてきたパーティーとこのあとどう絡んでいくのか気になるところ。