猫物語
「ただいま」


「父と呼ぶべき人と母と呼ぶべき人、彼と彼女が同じメニューの朝食を食べていたことを」
ここのくだりがちょっと理解出来ていないんですけど、これどういう意味ですかね?
羽川さんが朝ご飯を食べようとダイニングに行ったら、先に両親が朝ご飯を食べていて、そのメニューが同じだったことがなんで羽川さんの嫉妬の閾値を超えることになってしまったのか・・・。

羽川さんの分もそこにあって、何食わぬ顔で家族を装おうとしたってことなのかな??
う~ん、ここは原作読んでないとわからん部分にゃのかにゃ?

でも、羽川さんがどうやって無垢でいられる理由は明らかになった。
辛いことや汚いこと、白以外の感情は全てパージすることで安定を築いてたんですね。はっきり言ってしまえば、それは甘えであり逃げであり、褒められた行為ではないですよね。
前回、阿良々木母が言ってた「逃げてもいいけど、目を背けるだけでは逃げたことにならない」この言葉が大きな意味を持って、与えた影響も大きかったということになりますね。

羽川さんの自己防衛法はとどのつまり「臭いものにはふたをする」手段を取ってたということ。
でも、おそらくは無意識にそうして心の安定を作っていたので、これまで気付かなかったっていうことなんかな。

ブラック羽川氏が苛虎に、勝てないとわかっていながら命がけでのご主人のために戦う姿は、なんかアツいものを感じた。
だいたい、猫っていう時点で本来そんな忠誠心なんて持ち合わせてないだろうし、今回も気まぐれでそうしたのかも知れない。
だけど、羽川さんからのお願いとガハラさんからのお願いに対してきちんと全うしようとしてるブラック氏の真摯さに胸を打たれましたね。

ブラック氏の果敢な行動も虚しく、たった10秒足止めするのが精一杯という悲しい状況の中、頭上から妖刀心渡がっっ!!
ようやくここで本作初登場の阿良々木くん!!
もう、なにこのヒーロータイミングw
一瞬、上条ちゃんが乱入してきたのかと思うくらいズッキューン光線出まくりやで、しかしw

猫物語 「私はずっと誰かにこうして欲しかった。優しく触って欲しかった。」
羽川さんのこれまでの辛い人生を物語ってる言葉。

猫物語 「結婚を前提に私と付き合ってくれないかな?」

猫物語 。゚(PД`q。)゚。

この羽川さんらしい真面目で真摯で、しかも様々な感慨を込めた告白に対する阿良々木くんの返答もまた男らしかった。
ついこの間まで羽川さんのことが好きだった阿良々木くん。
なんか急な流れの中でガハラさんと付き合ってはいるものの、なかなかこうもキッパリと断るのは辛いと思うんだよな。
でも、羽川さんに対してそういう打算的な感情とか、中途半端な気持ちは逆に失礼っていうことがあるからなおさらキッパリ振ったんでしょうね。

猫物語 告白して振られて悲しくて、やっとちゃんと傷つくことが出来た羽川さん。
同時に苛虎とブラック羽川、自分から生まれた2つの怪異を自分の中に戻す。
ブラック羽川さんの名残を残して。。。

猫物語(白)はこれにて完結、かな?
羽川さんのこれまでの辛くて寂しい家庭環境、そして正式な失恋。
なんか辛いことばっかりなのに、なぜかホッとする感情を抱く不思議な感じ。
かわいそうっていう感情よりも、よかったなぁと思ってしまう。
ようやく本当の意味で羽川翼になれたように思えるからなんかな。

というわけで、意外と感動する話で驚いたw
大変面白かったです。