鬼物語 ようやく本編というわけですね。

前回はなんだかんだで八九寺さんがメインだったので、あまり忍ちゃんの物語という感じがしなかったわけですが、今回はこれでもか!というくらい忍ちゃんよくしゃべってましたねw

むしろこんなに自分のことをほぼ一方的につらつらと話すという場面はなかなかないので、結構貴重ですね。

傷物語では、それなりにキスショットアセロラオリオンハートアンダーブレード氏のかつての話が出てはくるものの、それは阿良々木くんも知っているところの話であり、今回の聞き手である阿良々木くんが知らない忍ちゃんの昔話というわけですね。

語り部分は雰囲気満載の怪異譚絵巻風で、意外にも忍ちゃんの語りがうまくて、内容がすっと入ってきたw
普段あまりおしゃべりな方ではないので、ちょっと古臭い口調のかわいらしい幼女というだけの認識でいたけど、さすが500年も生きているだけあって、しゃべくりもうまかったwww

ていうか、いきなり南極におった!っていう始まりからしてワロタw
しかも、オーロラとか見たくてってw観光かよwww

まあ、結果としては南極には人がまったくおらず、吸血鬼としての怪異話で影響を受ける対象が存在しないという残念なことに気付きました、と。
んでもって、人間にそうやって怪異として認識されなければ、結果として自身の存在力も低下していく、と。

これって、量子力学的な話に似てるなぁ。
全ての物質とか現象とかっていうのは、観測されて初めて存在が確定するものであり、実際にそこにあったとしても、観測者が存在しなければそのモノも存在しないということになる的な。

怪異というものはつまり、怖れとか恐れとか畏れとか、何かしら自身に対して存在を顕在させる認識を必要とするっていうことかしら。

で、そんなことに気づいた当時のキスショット氏は、コラアカンということで南極から全力ジャンプでぶっ飛んで、ダーツの旅よろしく、自分自身がダーツと化して刺さった場所がたまたま日本という国だったと。

まあ、幸か不幸かわからんけど、なんとなく来ちゃったわけですねw
で、後世で幼女姿になってしまうということなどつゆ知らず、そこで古臭い日本語を覚えてしまって、一定のキャラが確立してしまうわけですね。

そして、うっかり神様と崇められてしまって云々のくだりを経て、「自分を知っている」というステータスの村人が全滅してしまう。
そこに現われた村人消滅の原因と思われるのが、前回出てきた黒いウニョウニョだったと。

その得体の知れないウニョウニョに、初代怪異殺し氏もろとも飲み込まれる。
キスショット氏は体の3/4を、初代氏はほとんどを飲み込まれたところで、キスショット氏がとっさにその初代氏の残りの部分を掴んでまたしても南極へ。

ここで吊り橋効果と忍ちゃん言ってるけど、そういう感覚なんや!ってちょっと感心したw
これまでは無敵な感じだった怪異の王が、初めて出会った得体の知れないものにちょっとビビったんかな。

そんでもって南極に逃げたはいいけど、不安に負けそうになって、生まれて初めて眷属というものを作ったと。

これ初代氏は確かに辛いよなぁ。
自分は怪異を成敗するために生きているようなものなのに、その自分が怪異として生き返るってんだもんなぁ。
しかも、そうなった経緯がキスショット氏のわりと身勝手な理由やもんなぁ。

まあ、キスショット氏の行動も全く解らないわけではないけど、初代氏のほうが気の毒かな。

そんなこんなで淡々と語りまくった回でした。