総合評価
B
ストーリー: ★★★
キャラクター: ★★★
音楽: ★★★★
作画: ★★★★
演出: ★★★

_0021_アクセルワールド

総評

時は2040年代、ニューロリンカーという首に装着してネットワーク環境へ接続できる端末によって、実際の五感をシャットアウトし、完全な形でネット上に入れる「フルダイブ」を一般的に利用できる時代。子供たちを中心に、クチコミのみで広がるフルダイブ型格闘ゲームアプリ「ブレインバースト」。太った体型や内向的な性格でイジメにあっていた主人公のハルユキが、ひょんなことから学校一の美少女と名高い生徒会副会長の黒雪姫と出会い、この「ブレインバースト」プログラムをインストールすることになる。

川原礫原作によるライトノベル作品のアニメ化。原作は既刊12巻まで読了済み。
あらすじでも触れましたが基本的には「ブレインバースト」という格闘ゲームが軸になっているので、バトル要素がかなり濃厚です。原作ではそのあたりが全て文字での表現ですので、読み手の妄想力にかかってくる部分をどうアニメーションさせるのか、が大きな見どころだと思います。あとは個性的な各キャラクターがどう動くのか、デュアルアバターと呼ばれるゲーム上でのプレイヤーの姿形も原作で全てが網羅されているわけではないので、そのあたりも見どころですね。

アニメーション制作はサンライズということで、バトルアクション要素は期待していたわけですが、期待が大きすぎたのか、そこまでではありませんでした(笑)。でも、全体的なクオリティはそれなりに高かったと思います。

アニメの1話を見て、面白いな~と思って、そこから原作を読み始めました。それくらい1話の出来が良かったのと、先が気になる魅力がそこにはありました。ただ、原作を読んでしまうと、さすがにアニメとして盛り込む内容の取捨選択部分が見えてしまうだけに評価はややシビアになってしまいますよね。

それらを踏まえた上で、この作品は良くできている方だと思います。オミット部分も原作の魅力を損なわなくて成立させるギリギリをせめていましたし、逆に原作の番外編からうまい具合に本編に繋いできたりと、見る人が極力混乱しないような構成になっていたのではないでしょうか。

惜しむらくは、というか、これはどうしようもない部分なのですが、アニメとして描かれるストーリーが原作4巻まで、というところです。どういうことかと言うと、ご覧になった方は同意頂けると思いますが、アニメのストーリー後半に出てくる剣道部の新入生が重要な役回りで登場します。こいつがもう、クズすぎてマジで反吐がでます。もう、見るのが辛いくらいに。もちろんストーリー的にキチンとひと段落つけるのですが、あまりに胸くそ悪すぎて、もう少し清涼成分が欲しかったなーと。完全に個人のわがままレベルですけどw
まだアニメは結構端折っているのでいいですが、原作の3巻は本当に読んでて地獄でした。こんなに気分の悪い読後感も珍しいくらいに、本を叩きつけてしまいたくなるくらい嫌な気分になりました。

なんかひどい言い方になってしまいましたが、決して原作をディスっているわけではなく、それくらい感情移入して読みふけったというむしろ賛辞です。

アニメは先述のとおり、原作の4巻までの話で、既刊12巻ですので確実に2期もやることは間違いないでしょう。最終回でもそれを匂わす箇所がありましたしね。

原作であったお色気要素がほぼカットされていましたが、2期やる際はそのあたりも盛り込んでもらえると更に良い作品になると思います。