総合評価
A
ストーリー: ★★★
キャラクター: ★★★★
音楽: ★★★
作画: ★★★★
演出: ★★★★
原作 監督 脚本 シリーズ構成
キャラクターデザイン メカデザイン 音楽 制作会社
キャスト
ほか
ジャンル

_0015_喰霊零

総評

原作未読。舞台は割と近未来。いわゆる霊的な現象が人間の生活に影響を与えるようになり、政府が公式にその霊的な問題に対処するために舞台を組織する。各省庁がイニシアチブをとるためにそれぞれが対応部隊を持っている。
その中のひとつの組織に属する主人公とその周りの主要人物が、序盤で次々と死んでいくというショッキングな展開には正直驚いた。なんという超展開!と思っていたら、それは主人公じゃなかったっていうトリックめいた流れにまたも面食らうことに。
ただ、最初に主人公かと思った人たちも全く物語りに無意味なわけではなく、なかなかうまい感じで本当のストーリーに絡みます。

メインのストーリーは、真の主人公である土宮神楽とその幼なじみである諫山黄泉のお話。本当の家族以上に仲の良かった2人。しかし、そこまでの信頼関係を育むまでには様々な紆余曲折がもちろんあって、お互いが助け合い認め合うことで着実に育んでいった信頼。そんな、実の家族以上の信頼関係で結ばれた絆の二人が、どうしようもない、救いようのない、どん底の状況に陥ってしまう。

この作品は悪霊というオカルトな要素を、科学的な側面で扱うという面白さもあるなあと思う。過程の中で様々な謎が当然出てくるわけだが、結局謎がすべて解明されるわけではなく、あくまで前述の神楽と黄泉に焦点を絞った構成になっている。
零とタイトルにあるように、原作コミック「喰霊」よりも以前の話ということで、原作を読んだ人には神楽の過去を知る作品、私のように未読の人には単体で全然楽しめるものになっていると思う。ただし、このアニメの最終回から原作へと続くので、気になりまくってしまいますw

1クール作品ですが、冒頭で触れたストーリー構成のギミックだったり、メインである神楽と黄泉の関係性の描き方だったり、悲しい状況への感情移入させるだけの持って行き方、どれをとっても平均点以上だったと思います。

視聴後いろいろとっても辛かった・・・。単純に人が死ぬとか殺されるとかそういう単純なものではなくて、結構複雑な辛さに襲われました。それだけこの作品にのめり込めたってことなんだと思います。