総合評価
A
ストーリー: ★★★
キャラクター: ★★★★
音楽: ★★★★
作画: ★★★
演出: ★★★★
原作 監督 脚本 シリーズ構成
キャラクターデザイン メカデザイン 音楽 制作会社
キャスト
ほか
ジャンル

_0008_トライガン

総評

ヒューマノイドタイフーンと呼ばれ世界が震撼する伝説の男、ヴァッシュ・ザ・スタンピード。超多額の賞金を掛けられた彼の首を巡って繰り広げられるガンアクション作品。

今頃(2012年夏)になって初めて見たわけですが、かなり面白かったです。
前半はわりとギャグコメディ色が強く、俗に言うシティハンターメソッド(今勝手に名付けましたが)でして、普段は適当おちゃらけキャラの主人公が、行く先々のトラブルに首を突っ込んでは、飄々と解決に導きます。
つまり、おちゃらけモードとたまに来るシリアスモードのコントラストですよね。

そして、中盤あたりから徐々に物語の中核が見えてくるのですが、根底に流れるテーマやストーリーが実はかなり辛くて切ないんですね。前半がコメディ色の強い展開だっただけに、核心に触れれば触れるほどにその切なさや辛さもどんどん膨らんでいきます。

主人公が背負うものの大きさ。そして戦闘力が尋常じゃなく高くても心根の優しさが生む弱さの部分。やさしさがゆえに望む方向とは逆の結果を招いてしまうジレンマ。

そういった人間の奥底の部分をベースに持ちつつ描かれるガンアクションは、単に勝った負けたでは片づけられない複雑なものがありました。

個人的には、ヒロイン(?)のメリル・ストライフという女性がいるのですが、序盤から主人公のヴァッシュと接触して、数々のトラブルに巻き込まれます。最初は「あんな軽率で向う見ずな男は」的な感じで印象よくなかったものの、いろいろと彼の本質を知っていくにつれだんだん心境が変わっていきます。
その彼女の心境の変化の過程と、終盤の彼女がすごく感動的で、本編の話もさることながら彼女が印象的でした。